ビリンゴ
和名
ビリンゴ
学名
Gymnogobius breunigii
分類
スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科ウキゴリ属
分布
日本全国
全長
5~7cm
北海道RL
主な生息地
道内全域の下流、汽水域
飼育難易度
★★★☆☆
調理法
佃煮
備考
主に河川の河口域から下流域、汽水湖に生息。転石に砂泥がかぶっているような流れの穏やかな場所に多く見られる。
繁殖期は5~6月頃で、泥底に穴を掘るか、アナジャコやゴカイなど他の動物が掘った穴を利用して巣を作る。卵は巣穴の壁面に産み付けられ、オスに守られる。受精後約2週間で孵化した仔魚はただちに降海し、夏になると群れを成して河口域に現れる。
多くの個体は1年で成熟し、産卵後死亡する。動物食性で主に底生動物を食べる。
形態的特徴はウキゴリやジュズカケハゼに似るが、両眼感覚は狭く、眼径よりも短い。体色は背部が淡褐色、腹部は白色。眼上管に3対の開孔がある点でジュズカケハゼと見分ける。上あごの後端が眼の後縁を超えない為、ジュズカケハゼに比べ口が小さく見える。
道内全域で見られるが、塩分に強く依存しており、塩分濃度の低い川では見られない。
底質も重要で、軟泥底質で流れの穏やかな淵が見られる川に多く、それ以外の川では少ないか、まったく見られない事も多い。
非常に美味な魚で、本州では佃煮として利用される。
残念ながら、まとまった量を捕まえた事が無い為食べた事は無い。大量捕獲した際はぜひ食べてみたい。
◀ 2019.12月 渡島地方 河口域
◀ 2019.12月 渡島地方 河口域
◀ 2020.6月 釧路地方 河口域
◀ 2020.6月 十勝地方 河口域
◀ 2020.6月 後志地方 下流域
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