エゾハナカジカ
和名
エゾハナカジカ
学名
Cottus amblystomopsis
分類
スズキ目カジカ科カジカ属
分布
北海道の太平洋側及びオホーツク海側
全長
20cm
北海道RL
準絶滅危惧種(Nt)
主な生息地
河川下流域
飼育難易度
★★★☆☆ クーラー必須
調理法
から揚げ、鍋
備考
ハナカジカと形態や生態がよく似るが、より大型で尾柄部も細長い。ハナカジカよりも下流域の石礫に生息し、潮の干満の影響を受ける水域でも見られる。
ハナカジカより胸鰭の条数がやや多く、前鰓蓋骨の最上棘の先端が細くて鋭く、体側の暗色横帯の幅が狭いことにより区別できる。
両側回遊型の生活環を持つ。ハナカジカと同所的に生息する場合は、本種の方が下流側に見られうまく棲み分けされているようだ。
感潮域を含む河川の下流域の流れの穏やかな礫底を好む。仔魚は孵化後海に流下し、未分化の状態で約3週間浮遊生活を送る。
形態形成が進み稚魚となって底生生活に移行すると河川を遡上する。
付着性の水生昆虫、流下昆虫や底生動物のほか小魚も食べる。
国内では道内にのみ生息し、北海道の魚類相を知る上での重要種。
◀ 2019.10 日高地方 下流域
胸鰭条数が17本はエゾハナカジカの特徴
◀ 2019.11 胆振地方 下流域
◀ 2019.11 胆振地方 下流域
◀ 腹鰭には縞模様が見られる
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