太平洋系降海型イトヨ
和名
太平洋系降海型イトヨ
学名
Gasterosteus aculeatus aculeatus
分類
トゲウオ目トゲウオ科イトヨ属
分布
北海道の太平洋側
全長
7~11cm
北海道RL
留意種(N)
主な生息地
太平洋側河川
飼育難易度
★★☆☆☆ 高水温に弱い
調理法
甘露煮
備考
ニホンイトヨに似るが、背鰭軟条数がやや少なく(通常12)、尾柄部隆起縁が骨質化しキールを形成することで分けられると言う。しかし実際には明瞭に識別する事は困難で、遺伝的手法に頼らざるを得ない。一方、太平洋系陸封型イトヨからは、より大型で背鰭棘が長く、鰭膜があまり発達しないことで識別できる。
北太平洋沿岸部に広く分布し、本州までは南下しないが道内ではニホンイトヨと分布が重なり、一部で交雑している。
ニホンイトヨと約200万年前に分化した種で、本種をもとに淡水型イトヨやハリヨが陸封されたと考えられている。標準和名の提唱が望まれる。
◀ 2019.11月 太平洋側河川下流域
◀ 2019.11月 太平洋側
ニホンイトヨに比べ棘が短く、太平洋系陸封型イトヨに比べると長い。
◀ 鱗板が規則的に並ぶ
◀ 尾柄のキールが骨質化する
◀ 2020.2月 胆振地方
◀ 2020.2月 胆振地方
◀ 2020.2月 胆振地方
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