太平洋系陸封型イトヨ
和名
太平洋系陸封型イトヨ
学名
Gasterosteus aculeatus subspp.
分類
トゲウオ目トゲウオ科イトヨ属
分布
日本各地の淡水域(主に北海道、東北)
全長
5~7cm
北海道RL
留意種(N)
生息地
道南の淡水域
飼育難易度
★★★☆☆ トゲウオ科の中では難しい
調理法
甘露煮、天ぷら
備考
成魚でも5~7cmでニホンイトヨや太平洋系降海型イトヨよりずっと小型。
ニホンイトヨに比べると棘が短く、太平洋系降海型イトヨに比べ鰭膜が発達することで識別できる。
道内分布域は道南地方の海へ流入しない河川。湖沼に限られる。
夏季水温が20℃以下で、湧水を源に持つ水の澄んだ細流や池に生息し、一生を淡水域で過ごす。
繁殖期は4~8月で、動物プランクトンやカゲロウの幼生、ヨコエビ等を食べる。飼育下では痩せやすいので、ヨコエビやミズムシなどが自然繁殖している環境が望ましいだろう。高水温にも弱い為夏場の水温上昇に注意する必要があり、トゲウオ科の中では特に気を遣う種である。
降海型イトヨに比べ分布域が狭く不連続に分布している。
陸封型は個別に起こった可能性があり、これらの地方集団を1つにまとめることには議論の余地がある。
◀ 降海型に比べ太短い体系
◀ 鰭膜が大きく発達している。
◀ 顔は尖る
◀ 鱗板の様子
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